福利厚生・社内制度

お客さまへの高い価値提供と生産性向上を同時に実現させ、高い収益性を保持しつつ、クリエイターの報酬を2030年1.6倍へ

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メンバーズは、2030年までに社員の基準年収を1.6倍と欧米並みの水準まで引き上げることを目指す「Creator's Value 1.6(以下、CV1.6)」プロジェクトを推進しています。

対象は全社員で、リーダー層のリーディングプレイヤー等級の最上位グレードを基準年収としています。
具体的な引き上げ額は、2020年時点の年収500万円(残業代含まず)を2030年には1.6倍の800万円とし、ベースアップと決算賞与で年6%ずつ引き上げることを目指しています。

社員であるデジタルクリエイターの報酬の原資はお客さまからの売上、つまりお客さまへの提供価値の対価となります。
従って社員の報酬を向上させるためには、いかにお客さまに提供価値を上げるかが重要であり、稼働率を高く保つことはもちろん、現業務におけるスキルを向上すること、新たなテクノロジーや高付加価値領域にチャレンジし続けること、そしてあたかもお客さま企業の内製人材として、お客さまのビジネス成果を高めることが重要となります。

こういった取り組みにより一人当たり付加価値売上高や生産性を向上させ、デジタルクリエイターの報酬水準を欧米並みに近づけていき、今後の価値創造の主役となるデジタルクリエイターの社会的な価値も高めていくことを目指します。

具体的な賃上げ方法

直近の基準年収の賃上げ率(リーダー層)は2021年4月の給与改定時に7.1% 、2022年4月に2.0%となりました。

CV1.6はクリエイターの報酬を全体的に引き上げていくプロジェクトですが、その実現のために単にコストを増大させることはしません。一人ひとりの付加価値を高め粗利率を改善することと経費を適正化することにより、中長期的な目標である営業利益率10%を維持したまま報酬を引き上げることを目指します。

経費の適正化に関しては、一人当たり経費の削減の他、毎期連結付加価値売上高の0.5%を生産性向上に資するシステムへ投資し、間接業務の削減・簡便化や業務環境整備等を通じて長期的な経費削減も目指します。またオフィススペースの検討や地方拠点の活用など働き方の多様化を推進することによっても固定費の削減を図ります。

本プロジェクトにおいては2020年の給与を基準として毎年6%報酬が上がると仮定し、社員に給与を支給することとしていますが、実際の金額はあらかじめ定めた数値目標の達成度合いに応じて毎期決定します。

今後もメンバーズは顧客への高い価値提供と生産性向上を同時に実現し、それらの成果に連動したルールに基づいて賃上げを実施していきます。デザイン思考とアウトプット志向を有するデジタルクリエイターが、今後の経済活動と社会課題を解決する中心であることを示していくとともに、経済の好循環の実現に向けて貢献してまいります。