新規事業

地球温暖化及び気候変動による環境変化の解決に向けて、企業の脱炭素化をご支援するサービスを開始

  • 脱炭素
  • サステナブル
  • サーキュラーエコノミー
  • 気候関連財務情報

メンバーズは、長期ビジョン「VISION2030」において「地球温暖化および気候変動による環境変化」の社会課題に着目しています。
この社会課題解決に向けた取り組みとして、企業の脱炭素化を支援するサービスを展開しています。

企業のサーキュラーエコノミーを推進支援するサービス

2022年7月には、脱炭素と持続的なビジネス成長の同時実現を目指す企業向けに、サーキュラーエコノミー推進支援サービス「サーキュラー・ストラテジー・ソリューション」の提供を開始しました。

サーキュラーエコノミーとは、持続可能な社会を実現するための経済システムと経済活動に関する発展的かつ革新的な産業モデルのことであり、具体的には、温室効果ガス排出量の削減と経済成長の両立を実現する循環経済のことを指します。

メンバーズは、サーキュラーエコノミー先進国オランダのサステナビリティ研究所で開発されたツール『Circularity DECK』の日本語版を2021年11月にリリースし、20社を超える企業に提供してまいりました。

今回提供を開始した「サーキュラー・ストラテジー・ソリューション」とは、サーキュラーエコノミーの原則と戦略体系が記された『Circularity DECK』をベースに開発されたソリューションで、企業が既に展開している製品サービスやビジネスモデルをサーキュラーエコノミーに移行する上で採用すべき戦術を検討し、移行によるビジネスチャンスを模索できる戦略スキームです。
利用企業は、サーキュラーエコノミー戦略体系を自社の社員へ理解させることができると共に、先行事例を参考に、既存のビジネスモデルをサーキュラーエコノミーに移行するために自社がとるべきアイデアを社員とのワークショップを通じて取りまとめることが可能です。
また、ワークショップで出たアイデアは、移行プロセス、DX構築案、マーケティング案にまとめ、インサイトレポートとしてメンバーズより提供します。

サーキュラーエコノミーは、環境負荷を減らしながら、企業のさらなる成長を実現(デカップリング)していくことで企業価値を創出する新たな戦略です。戦略の実現化に向けた戦術のひとつがDXであり、当社は戦略と戦術を重層的に提供することで、脱炭素時代のデジタルビジネス運用を支援していきます。

企業の気候関連財務情報の算出及び発信支援サービス

2022年8月には、一般社団法人カーボンオフセット協会と共同で、企業のCO2排出量と吸収量を算定し、自社Webサイト等での情報発信を支援するサービスの提供を開始しました。

本サービスは、企業のCO2排出量の把握・開示によって脱炭素に関する具体的な目標設定およびアクションが促進され、脱炭素社会の創造に寄与することを目的とします。

具体的には、まず、企業が排出するCO2排出量を算定します。こちらの数値は、気候関連財務情報の開示にも活用可能です。
次に、森林保全を進めている企業向けに、森林保全や植林活動により吸収されるCO2の算定支援も行います。森林保全活動を社会貢献の一環として行われていても、これらの活動によるCO2吸収量の算定には至らないケースが多くみられるため、本サービスで支援を行います。
企業のCO2排出量削減に向けた取り組みの情報発信として、これらの取り組み内容やCO2排出・削減量を分かりやすく発信し、気候変動に対応する取組みを社会や生活者との共有価値とする支援を行います。

サービス提供体制としては、CO2排出量の算定はカーボンオフセット協会が担当し、森林によるCO2吸収量の算定はカーボンオフセット協会のメンバーである一般社団法人more treesが担当します。また、それらの取組み内容に関するコンテンツ制作や情報発信はメンバーズが行います。必要に応じて、カーボンオフセット協会が、カーボンオフセット・プロバイダーとしてカーボンクレジットの調達・無効化を担うことでカーボンニュートラルの実現に向けた支援まで行います。

今後も、企業の脱炭素化を支援するサービスを展開してまいります。